■ 読書感想32  橋本照嵩「瞽女」

無意識が明確で明るい。
深い訳ではない、綺麗な訳でもない。
心でもなく、体でもなく、これはそのあわいの魂のこと。

少し浮かんだところにあって、
上から閉まりが降りてくる。
魂は定まり、辺りが光を帯びる。

魂は明るいのだと自覚する。

 

橋本照嵩「瞽女」  /  2021年9月18日  /  禅フォトギャラリー