■ 7月24日より、千葉雅人写真展「蒼い犬/blue dog」が蒼穹舎にて開催されます。

会期に合わせ、新作写真集も制作いたしました。

編集は大田通貴氏。カラー写真74点を収録。並製本に箔押しのカバーを着せています。

表紙カバーの箔の絵は、千葉が描きました。月夜のCUB。シルキーライムという箔の色が月夜の雰囲気を際立たせてくれています。

例年、年末に開催していた千葉雅人の写真展ですが、今年は真夏に開催いたします。

きっと暑い会期になりそうですが、写真の中に在る蒼いエネルギーと夏とは相性が良さそうです。

一人でも多くの人の心に届きますように。

 

■ 清水コウ写真展「午後の洞」は4月16日に無事に会期を終えました。見にいらしてくださった皆さま、心より、ありがとうございました。

来年もまた新しい写真での「午後の洞」を開催予定。今はまた、まずは身近な洞を探す日々を送っています。まだ訪れたことのない少し遠い場所へ撮影旅に出るのが好きなので、必然的にそういう場所で撮った写真が多くなりますが、実は洞はごく身近にもあるのです。そのことは分かっているのですが、散漫に日常を過ごしているとそういう洞には気づけないものです。

もっと身近な洞へも意識を向けたい、というのが次への目標になっています。常に神経を張っているのは難しいですが、なるだけセンサーは敏感にしておきたい。

 

■ 清水コウ写真展「午後の洞」を、4月3日(月)から16日(日)までの2週間、ギャラリー蒼穹舎にて開催いたします。

2年前に開催したのと同タイトルですが、それ以降に撮影した新作で構成します。

今回は新しく写真集は発行しませんが、このタイトルではもうしばらく撮影を続けたい気持ちがあり、そのうちまた内容を濃くして本を作れたらいいなと考えています。

「午後の洞」とは何なのか、また少し掘り下げることができたんじゃないかという体感を持ちながら、今は粛々と展示の準備をしています。

静かな空間を作れたらいいなと思っています。

 

■ 千葉雅人写真展「身体の」は無事に会期を終了いたしました。年末の慌ただしい時期、見にいらしてくださった皆さま、ありがとうございました。いくつかの嬉しい感想ももらえ、伝わってほしい人にちゃんと伝わっているという実感と共に、また次への原動力になりました。派手さやキャッチーさとは反対向きのことをやっているので、自分の中で少しずつ手応えを得ながらやり続けていく、ただひたすらに、それしかない。それは例えるならば、暖簾に腕押し状態のところへなんとかして手応えを得ようとしていくような難しい試みとも言えるのかもしれません。さあまた撮影へ。

 

■ 今年も年末に千葉雅人が写真展を開催いたします。

千葉雅人写真展 「身体の」(カラダノ)

@ギャラリー蒼穹舎 2022年12月12日(月)〜12月25日(日)

千葉は写真に纏わる行動がいつもとても早いので、展示用の本番プリントも会期の2か月以上前から全て仕上げています。

前回の写真展「身体の」は倉科ジュンペイ氏との二人展でしたが、今回は同タイトルを一人で使用するために譲り受けての個展です。

展示レイアウトもすでにプランしてあるようで、どんな空間が出現するのか楽しみです。

まだ少し先のお知らせではありますが、DM画像が仕上がったので載せておきます。

 

今日、蒼穹舎での写真仲間のアンヌ・アアルトが亡くなったことを知りました。パワフルそうでいて、とても繊細だったアンヌちゃん。「Time As River」は私の好きな写真集です。アンヌちゃんがこれから撮る写真、作る写真集をもう見られないのが寂しいです。

 

■ 7月3日に、清水コウのサードディストリクトギャラリーでの写真展「私の山」が終了しました。

色々と思うことの多い展示期間でした。

会期中に梅雨が明け、その後の連日の猛暑。そんな中にもわざわざ足をお運びくださった方々に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

サードは自主運営ギャラリーなので、基本的には可能な限り展示作家がギャラリーの開け閉めも担う、ということもあり、平日も変則的に早朝から働いてそれから電車に飛び乗り都内へ、の毎日で、会期終了後は予想していた以上にかなり心身ともに疲労にやられてしまいました。

でも、10年越しにこの作品を展示発表することができて本当に良かった。

きっと「私の山」を成仏させられたと思う。

さあ、これから、また次へ。

五感を開いて世界。

展示会場に薄く流していたBGMは、Andres Segovia の Romance de los pinos でした。ずっと在廊していて暇で、作品と会場の雰囲気に静かに寄り添ってくれるような曲はないかと探す中で見つけた曲でした。

 

■ 2022年6月21日から始まる清水コウ写真展「私の山」に先駆けて、会期に合わせ発行する同タイトルの写真集が仕上がりました。

今回はMasato Co.で作る写真集としては初めての仕様で、並製本の上に厚手のカバーをかけました。

大事に護られているような、丁寧な佇まいの本に仕上げたく、用紙選び等、色々と試行錯誤しましたが、当初の意図は叶えられたのではないかなと感じています。

この本を手に取ってくれる人のその手の中でそっと息をするような本であってくれたらいいなと願っています。

本当は最初に使いたいと思っていた表紙周りの用紙が、とても素敵だけれどとても高い紙で、どうしようどうしようと悩んだ末に使用を断念した経緯があるのですが、頭を切り替えて実際に使用することにした用紙にも、今ではとても愛着を感じています。

写真集が仕上がり、今度は展示の構想を練っています。

写真集は、本当に大事なところだけを大切に掬い上げたような編集になっていますが、展示の方は、もう少し、広めの視野でこの作品を体感できるような構成にしたいと計画中です。

せっかくだから、本には本の、展示には展示の、それぞれ違う、別の味わいがあったら良いんじゃないかと思っています。(この気持ちはいつもよりちょっと強いかもしれません)

さて、どうなるか。

 

■ 清水コウ写真展「私の山」が6月21日より、新宿三丁目のサードディストリクトギャラリーにて開催されます。

サードは以前から一度展示をしてみたいなと思っていた場所なので、どんな空間を創ることができるのか楽しみでもあるし、チャレンジでもあります。

会期に合わせてまた写真集も制作するので、今はそのことばかりが頭を占めています。デザインはほとんど仕上がった。あとは印刷と製本。気が抜けない。

「私の山」は、2012年に第7回写真1_WALLにて審査員奨励賞を受賞した作品ですが、その後一度も発表する機会を持たないまま、今に至っている作品です。10年寝かせた、という訳でもなく、気づいたら10年も経ってしまっていました。

一度は自分自身で編集して、それなりに一つの形に仕上げていた作品なので、今回どのような形で本にするべきか、長い間もやもやと悩み続けていたのですが、最終的には蒼穹舎の大田さんに編集をお願いすることに心を決め、仕上がった並びには不思議と今現在の自分に寄り添うような感覚もあり、このタイミングで本にする時に、こびりついた執着を手放し客観性という新たな風を取り入れることにして良かった、とじわじわ思えるのでした。

丁寧な造りの、いい本にしたい。

あと約一か月。まずは本を仕上げて、それから展示の構想を練っていきます。

 

■ 清水コウ写真展「既知の杜」が無事に蒼穹舎での会期(4.18 – 5.1)を終えました。見に来てくださった皆さまには心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

毎年春頃に蒼穹舎で展示をさせてもらうようになって3度目になりますが(まだ3度目なのか!)今年の会期はいつになくお天気がとても不安定でした。にもかかわらず、雨足が強く、もしかしたら今日は一人も来ないんじゃないか、、と危惧するような日でも、誰かしらが見に来てくださったことは、本当に嬉しくありがたかったです。(そしてそういう日は逆にゆっくりお話ができたりもしたことは怪我の功名的なことでもありました)

今年はまたすぐ6月に、今度は新宿三丁目のサードディストリクトギャラリーでの展示も控えていて、なんだか自分で自分を追い込んでしまっていますが、気持ちを切り替えてしっかり頑張らねば。(サードでの展示は10年前に制作した作品を今一度見つめ直して初展示する内容となります。ここ最近の私の作風とはまた違う写真群になる予定です)

ひとまずは、「既知の杜」が会期中に大きな地震などもなく、無事に終えられて良かった。ありがとうございました。

(照明の色が被って写ったけれど、これはこれでちょっと幻想的で気に入っている会場写真)

(展示会場で販売していた「既知の杜」の写真集。今回もまた、表紙には手刺繍を施しました。杜の中の木(木の幹)をイメージして、糸の色は一本一本微妙に変化させました。例えば黄色っぽいのは西陽を浴びた木、白っぽいのは白樺の木、のように)

 

■ 長谷川諭子さんの写真集「River in a Long Valley」の印刷が無事に終わり、あとは製本の仕上がりを待つのみです。今回はハードカバーなので、千葉の「AI 2」の時と同じ大村製本さんにまた製本をお願いしています。表紙にも写真の印刷があり、そこにPP加工を施して、ハードカバー、という仕様は、自分たちの写真集ではまだやったことのない仕様なので、仕上がりを見るのがとても楽しみです。

長谷川さんの写真集の制作がひとまず私(清水コウ)の手からは離れたので、今度は自分自身の写真のことを。

4月18日から始まる写真展と、それに合わせて発行する写真集のための準備を少しずつ。

写真集の印刷のためのデータは準備ができたので、後は用紙を発注して印刷、製本です。

今回も表紙には手刺繍をする予定でいるので、余裕はあまりないです。

色々と世界の情勢が気になりザワザワばかりしますが、目の前にある己のやるべきことに丁寧に集中して気持ちを注ぐことを忘れず、しっかり深呼吸して手を動かし続けねば。

写真展と写真集は、同じタイトルで「既知の杜」(きちのもり)といいます。

前回の展示と写真集「午後の洞」から続く作品で、本の造りも姉妹本の雰囲気を纏います。

 

 

■ ここの更新がずいぶん久しぶりになりました。

昨年末に開催した、千葉雅人写真展「地蔵に咲く花」はとても充実した会期となりました。

ご来場くださった皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。

次回は清水コウの写真展が今年4月に蒼穹舎にて、開催予定です。ボヤボヤしているうちにあっという間に会期が近付きそうなので、ぼちぼち準備体勢に入っていかなければと思っています。

それから今現在、Masato Co. が制作に関わる形で、長谷川諭子さん(a.k.a ハマチャンネルのさせん子ちゃん)の写真集プロジェクトが動き出しています。

させん子ちゃんの写真、とてもいいです。編集は蒼穹舎の大田さんが担ってくださり、本としての仕上がりも美しいものにすべく、デザイン・印刷・製本の作業を頑張りたい。

なんだか色々と忙しくなる兆しですが、いっぱいいっぱいにならないよう、心に余裕のある状態を保っていたいです。計画的に、ということですね。肝に銘じて。

 

■ 千葉雅人写真展「地蔵に咲く花」を開催しています。

2021年12月13日(月)〜12月26日(日)までの2週間、千葉雅人がギャラリー蒼穹舎にて、写真展「地蔵に咲く花」を開催しています。

新作写真集「地蔵に咲く花」もMasato Co. より、同時発行です。

素朴な手触りの、どこか親近感の湧く、ページを軽やかに捲りたくなる、そんな本に仕上がったように思っています。本文に使用した用紙との相性もとても良くて、作品の持つ雰囲気にそっと寄り添ってくれている気がしています。ぜひ、お手に取ってご覧いただきたいです。

ギャラリーの展示空間も、てらいのない、見る人の心にすうっと写真が入って来る、そんな心地よい空間に仕上がっています。プリントもとても美しいです。こちらも用紙との相性がかなり良く、写真の良さを存分に引き出してくれているように感じます。ぜひ、ご高覧いただけましたら幸いです。

 

■ 千葉雅人写真展「地蔵に咲く花」を開催いたします。

2021年12月13日(月)〜12月26日(日)の期間で、千葉雅人写真展「地蔵に咲く花」がギャラリー蒼穹舎にて、開催されます。蒼穹舎の年内最後の写真展となります。

会期に合わせて、同タイトルの写真集もMasato Co.より、発行いたします。現在鋭意制作作業中です。今回も編集は蒼穹舎の大田さんにお願いしました。とても素朴で不思議な滋養のある写真集に仕上がると思います。心をこめて丁寧に制作作業を進めたいです。完成した写真集を手にするのが今からとても楽しみです。

 

■ 千葉雅人の読書感想(写真集)コーナーを設置します!

ホームページというものはどうしても、展示や出版のない時期には仮死状態になってしまいがちで。。何か楽しみながら活性化する術はないかしら、、と勤務中のベルトコンベアー的手作業の最中に思案をし、千葉雅人の読書感想コーナーを設置しようと決めました。常日頃、千葉から出てくる感想や言葉を面白いと感じ、それらを書き留めておきたいと思っていた欲も満たせ、一石二鳥なのではないかと。千葉に打診したところ、二つ返事でやろうということになり、その日の夜(すなわち今日)すでに2本の感想文を仕上げてしまいました。(仕事はや!!)今日中にアップしてくれと、逆にこちらが急かされている状況。数点ずつ写真集の写真も撮って載せたいと思っているのだけれど、さて今日中アップに間に合うのかしら!

希望としては、隔週アップくらいのペースで飽きずに長く継続できたらいいな、と思っております。ピックアップする写真集は我が家の蔵書から。

22:10現在  2本分アップ完了!!同時進行で風呂掃除と洗濯をこなしながらよく頑張った!

 

■ 清水コウ写真展「午後の洞」、無事に会期を終えました。

2021年4月5日から18日までの間の二週間、ギャラリー蒼穹舎にて開催しておりました清水コウ写真展「午後の洞」は、無事に会期を終了いたしました。ありがとうございました。

会期に合わせて制作した新作写真集「午後の洞」も、沢山の方に手に取っていただけて、とても嬉しかったです。

大田さんが蒼穹舎に居る日、客足の途絶えたところで緊張しながらも展示の感想をもらう。その言葉は次への糧となる。汝、慢心するべからず。謙虚に誠実にもっともっと精度高く写真をやっていきたい。

今回の展示期間中には、久しぶりの再会が2つもあり、それもまた大きな喜びでした。

一つは7年ぶり、もう一つは四半世紀ぶりの。それぞれがそれぞれの人生を生きていて、会えていなかった年月に思いを馳せ合う。人生って面白いなあ。

 

■ 清水コウ写真展「午後の洞」ギャラリー蒼穹舎にて開催中です。

写真展会期の始まる前日の夜、搬入設営を終えた直後のギャラリー内で、ハマチャンネルのお二人に、再び取材をしていただきました。

前回初めて出演させていただいた時の約束を義理堅く果たしていただいて、心から感謝です。私たちの知名度とSNS活用の不得手さ具合では、こちらからのハマチャンネルへの貢献度は大きくないだろうと思うと本当に恐縮ですが、私たちにとってはただひたすらにありがたい機会でした。一人でも二人でも、この動画を見て、「午後の洞」を見に行ってみようと思ってくれる人がいてくれるのなら、それは心から嬉しいことです。

この場所に、この空間に、この時間に、もう少し居続けたい、そんな感覚に名前を付けたのが「午後の洞」です。

ギャラリーの展示空間自体も「午後の洞」に仕立て上げられている、というところがこの展示で辿り着きたい領域です。

ぜひ、束の間ベンチに腰掛けて、一息ついていってもらえたら嬉しいです。

 

■ Masato Co. の新刊写真集2作品が Masato Co. STORE に追加されました。

清水コウ「午後の洞」

千葉雅人「AI 2」

の2作品が Masato Co. STORE からもお求めいただけるようになりました。

商品写真から、本の雰囲気も少しだけ感じ取っていただけるかと思います。

 

■ 清水コウ写真展「午後の洞」のDMが仕上がりました。

 

 

2021年4月5日〜4月18日の期間での開催です。新宿御苑前のギャラリー蒼穹舎にて。コロナの状況が少しは落ち着いてくれているといいな、、、

並びも決まり、プリントも終えました。あとはまた自前の額に入れるので、その額を展示仕様に工作する作業が少し残っています。

護られた洞穴のような原始的な安心感をどこか醸し出せると良い。展示空間から。それが目標です。

 

■ 清水コウ「午後の洞」、千葉雅人「AI 2」、完成間近です!

清水コウの最新作「午後の洞(ほら)」、千葉雅人の最新作「AI 2」、ともに完成間近です。

今回は両作品とも、これまでとは違う製本方法を試しています。これもまた、試行錯誤の一環です。

「午後の洞」は本文部分が袋綴じになっている並製本で、表紙には手縫いで紙刺繍を施しました。

「AI 2」は、初の上製本に挑戦しました。と言っても、自分たちの手作業で売り物になるクオリティの部数を産出するのは至難の業と判断し、少部数からでも快く引き受けてくれる(なおかつ目の玉の飛び出る価格でない)会社を探し求め、通常は絵本の製本をメインに請け負っていらっしゃる、東京板橋の大村製本株式会社さんにお願いすることにしました。

先日、見学に行かせていただきました。大きな製本機が幾種類も設置された広い工場内、ダダダダグオングオンガシャンガシャンと、それぞれが大きな音を立てながらそれぞれの工程を秩序よく進めるのを背景に、千葉自身も少しだけ自分の写真集の製本作業を体験させていただいたりもしました。大村製本さんには、本当に感謝です。

 

■ YouTubeに出演させていただきました!

2021年1月18日、YouTubeの「写真虎の穴ハマチャンネル」の「きわめてよいらじおvol.31」に呼んでいただき、自費出版について話させていただきました。

こういう機会は初めてのことだったので、緊張していたのですが、結局とても楽しんでしまいました。貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました。

キーワードだった「続けること」を、今一度自分たちの肝にも銘じて、コツコツをしっかりと積み重ねていかなくては。

清水コウの次作「午後の洞」と千葉雅人の次作「AI 2」、2作品の写真集が制作に入っています。

しっかり気持ちを引き締めて取り組みたい。

両作品とも、4月5日から始まる清水コウ写真展「午後の洞」の会場にて、初披露目の予定です。

頑張ります。

 

■ 写真展「身体の」無事に終了いたしました。

2020年12月14日よりギャラリー蒼穹舎にて開催しておりました千葉雅人・倉科ジュンペイ写真二人展「身体の」は12月27日、2週間の会期を無事に終了いたしました。

この時世にも関わらず多くの方にご来場いただき、充実した会期を過ごすことができました。ありがとうございました。

千葉のこれまでの写真集もまた新たに何冊か旅立って行き、とても嬉しかったです。

今はまた写真集を作りたいモードに突入しています。まだ時期や内容は未確定ではありますが。

来年も今年と同じような時期に千葉の写真展が決まっています。会場は同じくギャラリー蒼穹舎。次回は個展になるかもしれないし、もしかするとまた倉科氏との二人展になるかもしれません。鬼に笑われないように、詳細はまた追ってこちらでもご案内させていただきます。

来年も充実した写真生活を営んでいきたいです。

モノクロ写真は千葉雅人、カラー写真は倉科ジュンペイ氏の作品。

二人の写真は想像以上に展示した時の相性が良く、見比べるのも面白かった。

倉科氏の写真は新宿のカラスで終わり、千葉の写真は上野の鳩で終わるのも、それはたまたまそうなったのだけれど、面白い偶然でした。

 

■ 千葉雅人新作写真展開催中!

2020年12月14日より、ギャラリー蒼穹舎にて、千葉雅人の新作写真展「身体の」が開催中です。

倉科ジュンペイ氏との二人展。12月27日まで。蒼穹舎の年内最後の写真展です。

共にストリートスナップの手法での写真ですが、千葉はモノクロ横位置、倉科氏はカラー縦位置、ただそれはあくまでも表面上のことで、それぞれの写真の持ち味にはそういうことだけではない違いがあります。

実際に設営してみると、それぞれの違いが絶妙なバランスで一つの会場内で成立し、個展にはない、二人展ならではの面白さを感じます。

相変わらずの時世ではありますが、ぜひお立ち寄りいただけましたら嬉しいです。

千葉は、会期中の初日、2回ある土曜と日曜、それから23日に、在廊しています。

千葉のこれまでの写真集も全てお手に取ってご覧いただけます。

ぜひ!

 

■ 2020年12月14日(月)〜12月27日(日)の開催期間で、ギャラリー蒼穹舎にて、千葉雅人が写真展を開催いたします。今回は倉科ジュンペイ氏との写真二人展。ギャラリー内でどんな化学反応が生まれるのか、ぜひ確認しにいらしてください!

 

■ 弟の結婚のお祝いに、記念の写真集を作りました。二人で写真を撮り(千葉がモノクロを、清水がカラーを)、編集し装丁し、印刷製本まで、いつもと同じ工程を、いつもと同じ集中力で辿りました。純粋な自分の写真の作品集とはまた違う感覚で、渡したい相手が喜んでくれることを願いながら丁寧に辿る工程は楽しかった。タイトルは「潮の色」。表紙には一冊一冊、色々な糸で刺繍を施しました。千葉の海での撮影で、時世柄、人の足跡のほとんど付いていない砂浜には綺麗な貝殻が沢山落ちていた。形も絵柄も美しい、サイズ違いのスカシカシパンを2つ、帰りしなに見つけ、結婚する二人がこの日の記念に持ち帰った。結婚おめでとう。

 

■ 2020年3月8日まで、新宿のギャラリー蒼穹舎にて開催しておりました清水コウ写真展「深い闇は輝く光よ」は無事に会期を終了いたしました。この時世のさなか、お立ち寄りくださいました方々には、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

今回の写真展では、一つの壁面を祭壇に見立て、会場全体を私なりの祈りの空間として、展示を構成いたしました。

 

■ 2020年2月24日〜3月8日まで、清水コウが写真展を開催いたします。ギャラリー蒼穹舎にて。

清水コウの個展は2018年6月の岡山での開催以来なので、ずいぶん久しぶりになってしまいました。タイトルは岡山の時と同じ「深い闇は輝く光よ」ですが、その後制作した同タイトル写真集に含まれる写真、更にその後に撮影した写真も含め、沢山の中から吟味した写真を展示いたします。静かで清廉な空気の流れる空間にできたらと思っています。空間に流れる空気のお手本は、昨年末から今年の年始にかけて訪ねた五島列島で立ち寄った教会の内部。あの時感じた空気に近いものをほんのちょっとでも醸し出せたらいいなあ。

展示の準備も大詰めです。ぜひお立ち寄りいただけましたら幸いです。

 

■ 2019年12月23日〜2020年1月12日まで、年をまたいでギャラリー蒼穹舎にて開催していました千葉雅人写真展「アイヌは現代生活を取り入れた」が無事に開催終了しました。お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。出来たてホヤホヤの写真集も想像していたよりも多くの方々にお買い求めいただけて、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

開催中、何人もの方々に、タイトルの意味を聞かれました。展示されている写真の中に「アイヌ」は写っていません。ただ、「アイヌ」という言葉の持つ強いイメージから、「アイヌ」自体が写っていない写真を前に、狐につままれたようになってしまう人も多かったように感じました。

今回展示した風景写真のシリーズは、2015年〜2019年の間の5年間で撮影したものです。その最初の撮影地は北海道でした。アイヌコタンを訪れた私達は、恥ずかしい話ですが、自分達の無知に驚きました。「アイヌ」という響きに、原始的な生活をどこかで期待していたのです。

でも実際は、当たり前ですが、そこには現代生活がありました。「変わっていく」というのが、この時思ったことです。プリミティブなどなくて、全てのことは変わっていく。それはつまり、全てのことが「今」を持っている、ということで、私達はその「今」を生き続ける、ということ。「永遠の今」。

写真展に添えた文章も、写真集の後書きも、時の長さを持ちながら、「今」を持つ出来事をピックアップして書きました。死んでしまったMの話も、今何をしているか分からないMちゃんの話も、「今」を持っていて、その「今」に意識をフォーカスして、リンクさせる試みでした。撮影した風景も移り変わりの中にあり、でもその移り変わりの中の「今」を撮っている。長く書きましたが、「アイヌは現代生活を取り入れた」は、「今」ということに着眼した写真展でした。

 

■ Masato Co. 第四弾出版物!!

2019年10月末(実際は11月に食い込んでしまっていますが)、千葉雅人新作写真集「abu 0」、発行です。

いつものように蒼穹舎にてお取り扱いいただいています。(shashashaでの取り扱いはなくなりました。面識はないままでしたが、やり取りを重ねる中でとても信頼を置いていたTさんが辞められてしまい、とても残念に思っています)

さて、「abu 0」は千葉雅人の2010年の北インド。

編集は蒼穹舎大田さん、装画は千葉雅人、装丁印刷製本は清水コウで制作いたしました。いつも箔押しでお世話になっている大阪のセキュリティプロダクツの柴さんにも感謝です。

印刷が目白押しで、すでに今は千葉雅人の次作「アイヌは現代生活を取り入れた」の制作に取りかかっています。日本の風景の写真集です。千葉雅人のもう一つの顔。

この写真集の発行と時期を合わせて、ギャラリー蒼穹舎にて、同タイトルの写真展も開催いたします。2019年12月23日〜28日、2020年1月5日〜12日、と、年をまたいでの開催となります。年末年始の慌ただしい時期の開催ですが、ぜひ足をお運びいただけましたら幸いです。

 

■ 2019年6月30日発行、千葉雅人新作写真集「虻 1

Masato Co. からの第三弾の出版物です。

Abu 1” the 3rd book from Masato Co. has been released!

編集は蒼穹舎の大田さん、千葉雅人による装画、装丁印刷製本は清水コウ、で制作しました。

蒼穹舎の書店shashashaのウェブサイトにて、販売が開始します。

元々は苦肉の策だった Masato Co. の製本スタイルも、だんだんと板に付いてきました。このままこのスタイルで、愛情込めて本を作っていきたい。

千葉雅人は年内にあと2作品の出版を控えています。

 

■ 2019年4月1日発行、清水コウ新作写真集「深い闇は輝く光よ

Dark is Bright” the 2nd book from Masato Co. has been released!

Masato Co. からの第二弾の出版物です。今回も編集は蒼穹舎の大田さん、装丁印刷製本は清水コウが担当しました。

オリジナルのキャビネサイズプリント(全8種類)が各一枚ずつ付属します。

shashashaにてお取り扱いいただいています。shashashaはいつも写真集をとても丁寧にご紹介くださり、感謝です。

可能であれば今年(千葉雅人の写真集制作が3作品控えているので余力があれば)、処女作「私の山」を満を持して出版したい、と思い始めている清水コウです。さて、どうなりますか。

 

■ 2018年12月17日〜12月26日、2019年1月5日と1月6日、ギャラリー蒼穹舎にて、千葉雅人が写真展「DYUF!」を開催いたしました。

昨年の展示「でゅふっ」から続く、集大成的な意味合いでの展示となりました。

展示会場まで足をお運びいただいた皆さま、ありがとうございました。

年をまたいでの展示期間だったこともあり、いつもよりも長く充実して感じられました。

千葉雅人の次回の展示は、2020年の年明けにギャラリー蒼穹舎にて予定しております。

それまで今しばらくは、写真を撮ったり写真集を制作したりの日々となります。

2019年内に、3作品の写真集出版を予定しています。

 

 

■ 2018年9月、自主レーベル Masato Co. の第一弾出版物として、千葉雅人が写真集「DYUF!」を出版いたしました。

DYUF!” the 1st book from Masato Co. has been released!

編集を蒼穹舎の大田さんにお願いし、装丁印刷製本は清水コウが魂込めて担当いたしました。

掲載写真点数55点、オールモノクロ、初版250部、3,500円+税、にて発売いたします。

shashasha(写々者)のwebsiteにてお取り扱いいただいております。

蒼穹舎でもお取り扱いいただいております。実際にお手に取ってご覧いただけます。

このホームページよりご連絡いただく形でもお買い求めいただけます。(消費税はいただきません)

ぜひ、ご高覧ください!

 

■ 2018年6月2日〜6月30日、岡山県岡山市の、GALLERY 722にて、清水コウが写真展を開催いたしました。

 

清水コウ 写真展

深い闇は輝く光よ

 

GALLERY 722 10時〜17時(水曜木曜休廊)

岡山県岡山市東区吉井208

ホワイトガーデン内

086-238-4533

 

会期に合わせ、私家版写真冊子「宝珠」を制作いたしました。内容は、昨年のPlace Mでの写真展「宝珠抄」にて展示発表した写真からの25点を編集したものになります。今後しばらくはこの発表方法を継続してみようと思っています。その年の新作写真展の際、前年の写真展からの写真を編集した写真冊子も発表する、という方法です。写真展と写真冊子(写真集)、2つの違う形での写真の見せ方を体得する為の、己に課す武者修行です。深部に目を凝らしながら俯瞰すること。もっと見る為に。

写真冊子 「宝珠」   限定50部  税込1000円

蒼穹舎にてお取り扱いいただいております。展示会場でもお手に取っていただけます。

 

■ 2017年12月11日〜12月24日、蒼穹舎のギャラリーにて、千葉雅人が写真展を開催いたしました。

在廊できない日も多かったですが、得るものは確実にありました。ご来場いただきました皆さま、心より、ありがとうございました。もうすでに次へ心を馳せています!

 

千葉雅人 写真展

でゅふっ

 

■ 2017年5月8日〜5月14日、新宿御苑のPlace Mにて、清水コウが写真展を開催いたしました。

濃密な濃密な一週間。心より、ありがとうございました。期間中、蒼穹舎の大田さんより、来年岡山で写真展をするお話をいただいた。一つの展示がまた次の展示へと広がっていく展開に思いを馳せます。とても嬉しい。蒼穹舎とPlace Mとがご近所だからとは言え、大田さんが水曜と日曜と、二回も会場へ足を運んでくれたことも、とても光栄で嬉しかった。芳名帳にはもちろん二回とも名前を記してもらった。

 

清水コウ 写真展

宝珠抄 a folktale

 

照る照る宝珠照る宝珠

夜の宝珠は輪郭潜む

水ひたひた嵩を増す

昼の宝珠は光放つ

目くらます

後ろの正面だあれ

 

■ 2016年5月と6月、TOTEM POLE PHOTO GALLERY にて、写真展を開催いたしました。

足を運んでくださった皆さま、心より、ありがとうございました。とても貴く有意義な時間でした。また展示がしたい。

 

千葉雅人 写真展 愛

2016.05.24(火)- 05.29(日)

 

清水コウ 写真展 世界の入口

2016.05.31(火)- 06.05(日)

 

千葉雅人 写真展 虻2

2016.06.07(火)- 06.12(日)

 

■ 2016年2月末、蒼穹舎より、千葉雅人が2作品、清水コウが1作品、それぞれ写真集を出版いたしました。

千葉雅人   「愛」 「虻 2」

清水コウ   「世界の入口」